軍師見習いのつぶやき

高校受験、社会情勢、その他日々の雑感など

卒業式

皆さん、こんにちは。

いつも「軍師見習いのつぶやき」を読んでいただいて感謝です。
スターやブックマーク、コメントもありがとうございます。


昨日は、うちの子どもの高校の卒業式でした。

新型コロナの影響で、保護者の参加が危ぶまれましたが、生徒1人につき2名までOKとのことで、夫婦で行ってきました。

マスク着用・手の消毒はもちろんのこと、来賓なし、国歌は歌わず歌声の入ったテープを流すだけ、式の途中で「換気タイム」を設ける等、感染防止策を講じての式でした。

開会の言葉、卒業証書授与、校長先生の話、生徒代表の挨拶と進み、「校歌斉唱」となったときのことです。

司会の先生から「新型コロナウィルス感染防止の観点から、音声の入ったテープを流しますので、歌わず着席のままお聞きください」とアナウンスが入りました。


「えっ、校歌まで・・・」
思わず私はつぶやいてしまいました。
そして、涙が出てしまいました。


確かに、国歌が音声テープだったのだから校歌もそうなるのは、冷静に考えれば当然です。

しかし、この高校は合唱祭が盛んで、1年生のときは校歌が課題曲となり、どのクラスも熱心に校歌を歌い込みます。
2・3年生も合唱祭の冒頭での、全学年での校歌大合唱にしっかり取り組み、合唱祭を盛り上げます。
この高校は、校歌が好きという生徒が多いのです。


それなのに音声テープ・・・。


新型コロナの影響で、部活や学校行事は縮小を余儀なくされ、修学旅行も中止。
さんざん我慢を強いられた挙げ句、卒業式でも大好きな校歌を歌えない・・・

この学年の子ども達の苦悩の高校生活を象徴するような場面に遭遇し、子ども達の気持ちを思うと、自然と涙が出てしまいました。


それでも、式が終わった後、生徒達が写真撮影をしたり、おしゃべりしたり、先生と絡んだり、と楽しそうにしている姿を見て、少し安心しました。


帰宅後、子どもから聞いたところによると、あの校歌の音声テープは、まだ新型コロナが蔓延する前の1年生のときの合唱祭で、先輩達と校歌を大合唱したときのものを使っていると知りました。

高校側の配慮、素晴らしいです!

どうやったら卒業式ができるか?どうやったら保護者を多く参列させられるか?どうやったら生徒達の気持ちに応えられるのか?・・・

高校の、生徒達を思う気持ちに溢れた卒業式でした。

思えば、学校行事も「やる前提」で先生達が奮闘してくれていました。
合唱祭・文化祭・体育祭は、一部縮小はあったものの、中止にはなりませんでした。
中止になった修学旅行も、日程を延期し、最後まで「行く前提」で学校が動いてくれていました。

生徒思いの高校に3年間通うことができ、成長した我が子を見て、とても幸せな気持ちになりました!


長文ですいません。読んでいただき、ありがとうございます!

f:id:MWTNB:20220306182458j:plain