こんばんは。
今日も皆さんお疲れ様でした。
今回は、社会保険のことについて記事を書いてみたいと思います。
私は大学卒業後、10年以上社会保険に関する仕事をしていました。給与が上がるということで、社会保険に関する資格も取りました。
その後転職し、別のところにお世話になっていますが、前職での知識を今の職場の皆さんに重宝していただいています笑
そんなわけで、少しでも皆さんのお役に立つような記事を、今回から書いて行きたいと思います。(ペースは不定期の予定です笑)
◎社会保険とは
皆さんは「社会保険」と聞いて何を思い浮かべましたか?
以前、ある方と健康保険の話になり、「何に入ってるの?」と質問したら「厚生年金」という答えが帰ってきて、リアクションが取れずに固まってしまいました。
う~ん、社会保険のことって知られているようで、結構知られていないんだなあ、というのが正直な感想でした。
そう、「社会保険」とは、健康保険を含めた色々な制度の総称なんです。
◎社会保険に含まれる制度
1 公的医療保険
公的医療保険は、以下の3つに分けることができます。
①健康保険(75歳未満が対象)
会社に、常勤または常勤に準ずる形態で雇用されている従業員と一定の条件を満たした扶養家族が加入します。
ちなみに公務員等の場合、健康保険ではなく「短期給付」と言い、健康保険証のことも「共済組合員証」と言います。
②国民健康保険(75歳未満が対象)
主に、自営業者や学生等が入ります。
会社に勤務していても、パートやアルバイト等で、常勤に準じる形態に該当しない方も加入します。(健康保険に加入している方の扶養家族として健康保険に加入できる場合を除く。)
ただし、会社に常勤または常勤に準ずる形態で雇用され、健康保険の加入要件を満たしているにもかかわらず、国民健康保険に加入している方もいます。
それは、以下の2通りの理由が考えられます。
Ⅰ 会社自体が「国民健康保険組合」という公的医療保険を運営する団体(保険者)に加入している場合
Ⅱ 会社が、健康保険に加入する手続きを意図的に取っていない場合
もちろん、Ⅱは違法です。
ちなみに、国民健康保険には扶養という考え方はありません。