今回の東京オリンピックで、金メダルを期待されていた男子4×100mリレーがバトンパスをミスして棄権となってしまいました。
走順は、
第一走者 多田
第二走者 山縣
第三走者 桐生
アンカー 小池
ミスしたのは多田と山縣のところでした。
ミスの原因は、本人達に直接聞かないと分かりません。
私も短距離の選手として中高6年間、数え切れないくらい4×100mリレーを走った経験があります。
全ての走順を経験し、国立競技場や駒沢オリンピック公園陸上競技場等の大舞台も多く踏みました。
その経験から考えるに、原因は「金メダルというとてつもなく大きなプレッシャー」だと思います。
リレーメンバーが最も恐れ、絶対に避けたいことは「バトンが繋がらずアンカーがゴールできないことです。」
日本代表のリレーメンバーも当然同じです。
今回、多田と山縣のバトンを渡すポイントは、バトンゾーンの出口付近に設定されていたと思います。
ポイントをバトンゾーンの出口付近に設定すると受け手(今回は、山縣)は、十分加速した状態でバトンを受け取ることができ、タイムを上げることができます。
予選最下位のタイムでの決勝進出で、そこから金メダルを狙うのですから、その決断自体は間違えではありません。
ただ、設定したポイントがバトンゾーンの出口に近すぎた。
多分、1足いや半足分・・・
(1足は山縣の靴のサイズなので27~28㎝、半足なので約14㎝)
長くなりそうなので、続きはまた後日。
今日も皆さんお疲れ様でした。